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12月20日福島写真美術館プロジェクト成果展福島フォーラム「福島で撮る」を開催しました。
いわき会場に続き二回目の写真美術館フォーラムはプロジェクト参加作家の写真家赤阪友昭さん、華道家の片桐功敦さん、そして郡山市を拠点に「福島の花」シリーズで商業写真の分野で活動する野口勝宏さん、東京電力福島第一原子力発電所のルポを敢行したフォトジャーナリストの小原一真さん、モデレーターに写真評論家の飯沢耕太郎さんをお招きした今回はまた一歩福島写真美術館に近づけたようです。
写真美術館フォーラム2
飯沢さんの基調講演では、写真美術館の三本柱が提案されました。過去・現在・未来です。過去に撮り貯められた膨大な写真、プロ・アマ問わず、そのアーカイブとしての重要性に目を向ける。現在とは、もちろん東日本大震災後、東京電力福島第一原子力発電所事故後の現在です。これは福島写真美術館プロジェクトが取り組んでいること。さらに未来、未来を担う子供たちが映像、写真に親しむワークショップです。大変大きな構想ですが、これが今後の骨子となっていくだろう予感を持ちました。
写真美術館ファオラム1
次いで行われた赤阪さん、片桐さん、野口さん、小原さんの活動報告からは写真を巡る活動の多様性が浮かび上がりました。
講演後のみなさんとの懇談では、大きな収穫がありました。県外での福島写真美術館プロジェクト成果展の開催案です。参加作家、飯沢さんのネットワークを通して長野、京都、東京での開催を検討することになりました。
また一つ福島の姿を伝える手立てができたことに感謝です。

(川延安直)

11月29日は、はま・なか・あいづ文化連携プロジェクトのイベントがダブルヘッダー。福島写真美術館プロジェクト成果展いわきのトークセッション「福島・写真・記録」と黒塚発信プロジェクト「黒と朱」完成記念上映+トークセッション「黒塚」がいわき市で開催されました。
実行委員長の赤坂憲雄福島県立博物館長が弘前の出張先からいわき駅前のもりたか屋の会場に到着。さっそく展示作品を鑑賞しました。
トークセッションは安田佐智種さんと本郷毅史さん、そして赤坂憲雄委員長で。安田さんはまず展示作品を前に制作の状況や作品の意図を来場者のみなさんにお伝えしました。中には報道機関の関係者もいらして熱心に質問と解説が行われていました。
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本郷さんは喜望峰からの自転車旅の記録を、今、取り組んでいる水源地の写真シリーズに結びつけて語ってくださいました。
後半は安田さん、本郷さん、赤坂委員長のクロストークとなりました。
安田さんのアートの先頭を走る表現、本郷さんの率直なフィールドワーク、それぞれ手法は対照的ですが、福島の今を提示する優れた表現です。
赤坂委員長の幅広い話題提供でトークは大いに盛り上がりました。
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安田さん、本郷さん、会場のもりたか屋さん、ご来場のみなさまありがとうございました。

続いて、もりたか屋さんから会場を映画館ポレポレいわきさんに移して、「黒と朱」完成記念上映会+トークセッション「黒塚」です。
赤坂委員長も初めて観る映像に期待は高まります。10分の映像ですが、主演の舞踊家・平山素子さんの並外れた身体能力と高明監督の撮影・編集により生まれた2014年の黒塚。そこに込められたメッセージは重く強いものになりました。
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映像の興奮冷めやらぬ中、平山素子さん、企画者である福島大学の渡邊晃一教授、監督の高明さん、赤坂委員長がステージに上がり、クロストークが始まりました。「黒塚」というテーマは監督にも平山さんにも初めてで未知の素材だったようですが、作業を重ねるにつれそのテーマの深さに気づいていったようでした。
最後にはアンコール上映。そして大きな拍手で長かった一日が幕を閉じました。

(川延安直)

うまま1
すっかりご報告が遅くなってしまいましたが、11月15日・16日にアーティスト開発好明さんのディレクションによるうまままつりが開催されました。
会場は南相馬のみなさんに長年親しまれてきた映画館朝日座。
すでに映画館としての営業はしていないのですが、現在は「朝日座を楽しむ会」の方々が保存活用事業を展開しています。
うまままつりでは同会の多大なご協力をいただき、朝日座内で仮設住宅の方々が作った手作りの品々の展示、ドキュメンタリー映画、活弁とバンドによる無声映画上映。駐車場ではポニーとサラブレッドの乗馬体験、開発さんのワークショップが行われました。
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二日目には加藤正俊さんのカレーキャラバンも来てくださり、会場に賑わいが加わりました。
さらに、アーティスト袴田京太朗さんが制作したスタンプベンチが会場に置かれ、さっそく子供たちが座って、遊んで楽しんでいました。
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ベンチは今後、街中に設置される予定です。

初めての試みでもあり手探りのまつりでしたが、芝居小屋から出発し歴史を重ねた朝日座の魅力を深く実感した時間でした。
朝日座を舞台にした新たなイベントや仮設住宅の方々との協働など今後の事業につながるたくさんのヒントもいただきました。

開発さん、朝日座を楽しむ会のみなさん、ご協力いただいたみなさまにあらためて感謝です。
うまま2

(川延安直)