アーカイブ 2012

開催趣旨

はま・なか・あいづ文化連携プロジェクトは、これまでに実現を目指し事業の構想・調査が進行しているいくつかの文化による復興支援事業と福島県の文化遺産を結びつけ、より効果的な復興支援、文化遺産の利活用に資する事業となるよう関係諸機関との連携を調整し7つのプロジェクトからなる事業の実現を行うものです。

開催概要

実施期間: 2012年4月6日~2013年3月31日
プロジェクト活動期間: 2012年4月6日~2013年3月31日
参加アーティスト: 約20人
主な活動エリア: 南相馬市、いわき市、福島市、白河市、喜多方市、他
主催: はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会
構成団体: 南相馬市博物館/南相馬市国際交流協会/南相馬市市民活動サポートセンター/福島大学芸術による地域創造研究所/いいたてまでいの会/NPO法人まちづくり喜多方/福島県立博物館
実行委員会委員長: 赤坂憲雄(福島県立博物館長)
事務局: 福島県立博物館
助成: 文化庁平成24年度文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業

プロジェクト

福島写真プロジェクト

写真家の小野良昌、UMA KINOSHITA、高杉記子が南相馬市で撮影。重要無形民俗文化財「相馬野馬追」、天然記念物の樹木、年中行事等を被写体に選び文化財への関心と地域文化への誇りを喚起する作品制作を行いました。その成果と、写真家・瀬戸正人を中心とした写真家が震災後の福島県、宮城県沿岸部などで撮影した写真を展示。また、本プロジェクトで実施したワークショップで撮影した地域の人々のポートレートもあわせて展示しました。

ポートレート撮影ワークショップ

日時:2012年12月9日(日)
会場:道の駅南相馬観光交流館ホール
講師:瀬戸正人、小松透、UMA KINOSHITA、越間有紀子、杉野真理、須藤明子

写真展「Reflection 9人の視点」

会期:2013年2月17日~3月2日
会場:南相馬市銘醸館
出品者:瀬戸正人、小野良昌、小松透、UMA KINOSHITA、越間有紀子、杉野真理、高杉記子、須藤明子

Distance/Continuity 隔たり/連なりプロジェクト

写真家の港千尋は福島県の沿岸部や原発事故で全村避難を余儀なくされた飯舘村で写真作品を制作。マリ・ドュルエは港作品を受けて日本とフランスの距離の隔たりと気持ちの連なりをドローイングで表現。本プロジェクトでは、両者の作品により福島の自然の美しさや文化の豊かさを共有する展覧会を開催。あわせて縄文時代と被災地域の環境について語り合う講演会と「文化による福島復興」をテーマにしたフォーラムを行いました。

展覧会「Distance/Continuity 隔たり/連なり」

会期:2012年5月8日〜28日
会場:南相馬市銘醸館
出品者:マリ・ドュルエ、港千尋

講演会「隔たり/連なり」

日時:5月20日(日)13:30~
会場:南相馬市銘醸館
講師:港千尋(写真家・美術評論家)、森幸彦(福島県立博物館専門学芸員)

フォーラム「隔たり/連なり フクシマ〜福島〜FUKUSHIMA

日時:11月26日(月)18:00~
会場:福島駅前キッチンガーデンビル2階ゆいの庭
講師:港千尋、吉増剛造(詩人)、関口涼子(詩人・翻訳家)

ふくしまダンスプロジェクト「安達ヶ原」

福島県二本松市を舞台とする伝説「安達ヶ原」を素材に東北の意味を問いかけるダンスパフォーマンスの実現を図るプロジェクト。公開ミーティングでは「安達ヶ原」の歴史的背景やパフォーマンスとして表現することの可能性についてディスカッションを行いました。最初の試みとして福島空港公演でパフォーマンスを実施。第一線で活躍するダンサーが福島の現状と歴史を知り、県内でダンスパフォーマンスを実現した初の試みとなりました。

プロジェクト公開ミーティング「安達ヶ原・黒塚」

日時:2012年7月24日(火)13:30~
会場:福島大学
講師:平山素子(ダンサー・筑波大学准教授)、舘形比呂一(ダンサー)、谷川渥(國學院大学教授・美学者)、落合敏行(作曲家)、渡邊晃一(福島大学准教授・福島大学芸術による地域創造研究所所長)

ダンスパフォーマンス

開催日:9月16日(日)vol1: 11:30~、vol2:15:00~
会場:福島空港公園
出演者:舘形比呂一(ダンサー)、大野慶人(ダンサー)、浅井信好(ダンサー)、谷川渥(國學院大学教授・美学者)、渡邊晃一(福島大学准教授・福島大学芸術による地域創造研究所所長)

岡部昌生 フロッタージュプロジェクトin南相馬

地震と津波による被害の記憶を記録するため、アーティストの岡部昌生が被災地の調査とフロッタージュによる記録を実施。他地域の事例発表を踏まえて地域の記憶を記録するための議論を深める公開ミーティングも行いました。それらの成果として、本プロジェクトの過程で制作した岡部作品と南相馬市民との公開ミーティングにおいて生まれたアイディアの足跡を展示。南相馬の文化的アイデンティティを探った活動内容を観覧者と共有する場としました。

アーティストトーク・第1回公開ミーティング

日時:2012年8月12日(日)
会場:南相馬市博物館
講師:岡部昌生(アーティスト)、九冨美香(前橋市政策部文化国際課芸術文化推進室学芸員)、石丸勝三(造形作家)、川口慎一郎(アーティスト)

第2回公開ミーティング

日時:2012年11月30日(金)
会場:南相馬市市民活動サポートセンター
講師:岡部昌生

第3回公開ミーティング

日時:2013年2月23日(土)・24日(日)
会場:南相馬市民文化会館多目的ホール
講師:岡部昌生
ゲスト:若松丈太郎(詩人)、宮岡秀行(映像作家)

第4回公開ミーティング

日時:2013年3月21日(木)
会場:南相馬市博物館
講師:岡部昌生、港千尋(写真家・美術評論家)

成果報告展「おらほの碑 南相馬の記憶と記録」

会期:2013年3月23日~3月30日
会場:南相馬市博物館エントランスホール

精神の<北>へプロジェクト

美術家の丸山芳子が喜多方市に滞在。冬の喜多方地方の風土や文化への調査を行いました。それらの還元として企画した作品展示は登録有形文化財の蔵を会場とすることで、北国の生活文化がストレートに伝わる内容となりました。時間と場所をアーティストと地域住民が共有することで、互いの思考・ライフスタイルの再考を促すことにもつながり、ヨーロッパにおける「北」のイメージと日本における「北」のイメージの比較という作家の発案による視点は、地域の人々があらためて福島のおかれた歴史的背景や文化を認識する機会にもなりました。

展覧会「アートになる北国 アートになる三十八間蔵」

日時:2013年3月21日(木)
会期:2013年3月3日~3月11日
会場:旧島新商店 三十八間蔵

北屋形神楽プロジェクト

美術家の開発好明が、南相馬市鹿島区北屋形の方たちとの協働により、地域の神楽の再興を模索したプロジェクト。残念ながら祭礼の一時中断を止めることはできませんでしたが、記録映像の制作と保存会との交流を持てたことは、今後の復活・再生に期待をつなぐ材料となりました。全国的に知られ観光化した祭礼、文化財に指定された祭礼のかげで数多くの祭礼が衰亡の瀬戸際にあること、継続への問題点が明らかになったと同時に、アーティストら外部の眼が関係者の意識を高める一助になることを実証できたプロジェクトでもありました。

復興ダルマプロジェクト

美術家の山本伸樹の企画により、福島県内で現在も生産されている伝統的なダルマを一堂に展示。あわせてダルマ絵付けワークショップを行いました。展示は双葉町民の避難先であるいわき市の仮設住宅内で開催された双葉だるま市と会津若松市内の店舗で実施。伝統的なダルマの展示により、福島県の地域文化の多様さを知る機会となりました。展示会場と福島市、白河市で開催したダルマ絵付けワークショップでは、伝統ダルマを参考にしながらも自由な絵付けを楽しむ事で多彩なアートダルマが制作されました。

「福興・福島だるまプロジェクト展」

会期:2012年12月12日~12月13日 会場:南台応急仮設住宅内(いわき市)

「福興・福島だるまプロジェクト展」

会期:2012年12月20日~2013年2月3日 会場:太郎焼総本舗(会津若松市)

アートダルマワークショップ1

開催日:2012年12月12日~12月13日 会場:南台応急仮設住宅内(いわき市)

アートダルマワークショップ2

開催日:2012年12月20日 会場:太郎焼総本舗(会津若松市)

アートダルマワークショップ3

開催日:2013年2月3日 会場:太郎焼総本舗(会津若松市)

アートダルマワークショップ4

開催日:2013年2月7日 会場:A・O・Z(福島市)

アートダルマワークショップ5

開催日:2013年2月11日 会場:白河市歴史民俗資料館(白河市)