Blog

アートで伝える考える福島の今、未来 in BEPPU レポート4

会場レポート、4会場目は清島アパートです。

DSC_1204

DSC_1567

清島アパートは、NPO法人BEPPU PROJECTが運営する、若手アーティストの居住・制作スペースです。
もと下宿の建物はなかなかの趣です。
今回の別府展開催にあたって、住人の一人・画家の大平由香理さんに大変お世話になりました。
会場を紹介していただいたり、地域の方とつないでいただいたり。
この清島アパートでの展示も大平さんのおかげで実現しました。

清島アパートでは、乾久子さんのワークショップ「くじびきドローイング」の開催と、その展示をしています。
くじびきドローイングは、くじを引いてそこに書かれている言葉からイメージしたものを描き、新たな言葉を残していくという、言葉と絵のリレーです。
くじを引くという遊び・ギャンブル・偶然の要素、それがまた誰かの偶然or運命として関連しあっていくという面白さがあります。
大人も子どもも真剣です

DSC_1585

2015年「豊間ことばの学校」で、静岡からもたらされた言葉に豊間の子どもたちが絵で応え、言葉を残し、それがまた静岡~高知~別府へとつながりました。
清島アパートには、豊間小学校の子どもたちの言葉を受けて、静岡市立清水庵原小学校の子どもたちが描いたドローイングが展示されています。
そこに、今回、別府で新たに描かれたドローイングが加えられたいきます。
言葉と絵のリレーの過程で、少しずつ(いや、だいぶ)ずれながらつながっていく、そのゆるやかさ、そのしなやかさが魅力です。
別府と福島、遠く離れた場所だけれど、きっとどこかでつながっている。そんなことを感じられるワークショップです。

今回、清島アパートで「くじびきドローイング」を開催するにあたり、
アパート住人の大平由香理さんとくじドロとのコラボ企画が実現しました。
会期中の毎週金曜日夜、くじの言葉をもとに大平さんのライブペインティングが行われました。

初回「恐い先生」
DSC_1490

2回目「高知と大分」
DSC_1556

2回目「馬鹿歩き」
DSC_1580

毎回、会場との応答の中で絵が描かれていきます。
会場の外では、女装の金髪男性がバーナーで炭をおこすなど、怪しげなイベントが随時開催中です。
こういう場があるということが、本当に面白い、別府の夜。

金曜日夜には、アパート住人の落語家・月亭太遊さんの一席が開催されます。
毎日、新作落語を披露するという荒技。
気迫ただようなか、太遊さんの頭上には、「心のすきまをうめてくれるもの」というお題のドローイングがゆらゆら。
この不思議さが、さすがです。清島アパート!

参加してくださった方の心のどこかに、「福島」が残りますように。
そうしてまた、つながっていきますように。

2017.11.19