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2016年7月16日(土)

夢の学び舎―いわき学校プロジェクト―
今年度の好間土曜学校は、
アーティストの中津川浩章さんを講師に迎え、3週連続で行いました。
第1回、第2回と体中を動かして描いてきたこどもたち。
いよいよ最終回を迎えます。
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前回、絵の具だらけになって描いてくれた画面を並べて、こどもたちを待ちます。
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絵の具がすっかり乾いて、前回とはまた違った面白さが見えてきます。
これを素材にして、今回はいったいどんなことが起きるでしょうか。
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なかっつが、こどもたちに

いのちって何だろう?

と問いかけていきます。
ことばにすることが難しかったのか、なかなか話してはくれません。
そんな中、一人の子は「いのちはこころ」と答えてくれました。
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ことばの後は、体感とイメージの世界へ。
前回の画面を、思いっきりびりびりに破っていきます。
これを待っていたと言わんばかりの、爆発ぶり。
あっという間に大小の破片になりました。
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今度はその破片を、それぞれが思い描くいのちの形に、
あるいは破片の形からいのちを思い浮かべて、貼り付けていきます。
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最初は大きく貼られた中から、だんだん色々な形が見えてきます。
そんな中、まず作られたのは福島県。真ん中は猪苗代湖です。
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太陽、猫、大王イカ、深海魚、未確認生物、校長先生・・・
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そして、より細部に独創的な形が現れはじめます。
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こちらは番外編
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画面はどんどん埋め尽くされていきます。
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完成した「いのちの物語」を見ながら、
こどもたちに感想を言ってもらいました。
前回絵の具を塗りこめた画面が、新しい形に生まれ変わったことに
こどもたち自身も驚いていたようでした。
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最後にみんなで記念撮影
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これまで「自然のすばらしさ」をテーマにしてきた好間土曜学校。
今年度はど直球に「いのち」をとりあげました。
それは、なかなかことばで伝えることは難しいことかもしれません。

なかっつと話しながら、
体中を動かしながら、
ぬるぬる、ざらざら、つるつる、
いろんな感触を感じながら、
こどもたちは「いのち」を感じとって、形にしてくれたのではないでしょうか。

今回、好間第一小のみんなに作ってもらった作品は、
これから各地で開催予定の、はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト成果展で展示します。
ぜひ、多くの方に、こどもたちの「いのちの物語」を見ていただきたいと思います。

なかっつこと講師の中津川さん、
いつも惜しみなく協力してくださった松本校長先生、
サポートしてくださったNPOワンダーグラウンドのみなさん、
そして毎回、全力で楽しんでくれた好間第一小のみんな、
ありがとうございました!

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2016年7月9日(土)

夢の学び舎―いわき学校プロジェクト―
いわき市立好間第一小学校のみなさんと行っている
「好間土曜学校~アートな自然~」の第2回目の様子をお届けします。
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好間土曜学校の看板が新しくなりました。
担当アーティスト・中津川さんのドローイングが描かれた看板は、透明な青色が印象的です。

今回は、3m×3mの大きな画面に、絵の具で線や点を描くワークショップ。
まだ何も描かれていない真っ白な画用紙には、何かぴんとした緊張感があります。
これから何が起こるのか待っているようです。
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色とりどりの絵の具もスタンバイ。
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どの色にしようか。
カラフルに並んでいると、それだけでちょっと楽しくなります。
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うすい絵の具を使って、いよいよ描き始めます。
最初は1人で、次は3人で。
周りのこどもたちは、描き手のお友達の手元をじっと見つめます。
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全員で描き始めます。
さあ、ここからが好間っ子の本領発揮。どんどん勢いがついていきます。
ゆっくり、ぎざぎざ、水玉もよう・・・。
色の雨を降らせよう・・・。
なかっつの言葉に合わせて、色々な線が引かれていきます。
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友達と絵の具を交換して、新しい色を調合する子や、
手や足を使って描き始める子。
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次は濃い絵の具に持ちかえて、好きな動物や乗り物を描いていきます。
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絵の具をぶちまけた上を滑ってみては、尻餅をついて体中絵の具だらけ。
ぬるぬるする絵の具の感触が、段々気持ちよくなってくるようです。
そうして塗り込められた上に、星をまく子もいました。
それぞれのやり方で楽しむこと。
それはとても大切なことのように思えます。
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最終的にはここまでになりました。
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最後に感想を言ってもらいました。
混ぜたら新らしい色ができて面白かった、絵の具をこんなふうに使ったのは初めてだった、などなど。
泥遊びや、道路への落書きなどをあまり見かけなくなった今、
こどもたちにとって、絵の具にまみれて体中で描くことは新鮮な体験だったようです。
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次回は最終回となります。
今回描いてもらった画面をもとに、新たな「いのちの物語」が生み出されます。
お楽しみに!

2016年7月2日(土)
夢の学び舎―いわき学校プロジェクト―
「好間土曜学校~アートな自然~」の第1回がいわき市立好間第一小学校で開催されました。
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好間土曜学校は今年で3年目となるプロジェクトです。
東京電力福島第一原子力発電所の事故から避難した方が多く移り住んでいるいわき市で、避難してきた児童と受け入れ地域の児童が、自然と仲良くなる場をつくりたいという学校の課題に応えて始まりました。
テーマは「自然の素晴らしさ」「いのち」です。

今年度は美術家の中津川浩章さん(なかっつ)を講師にお招きし、
3週連続で「音に合わせて線を描き、大きな絵に描いて貼っていのちの物語を作ってみよう」というワークショップを行います。

講師の中津川さん

講師のなかっつ

第1回目となる今回は、10メートルものロール画用紙に、6Bから10Bの柔らかい鉛筆で線を描いていきます。

準備完了

準備完了

鉛筆もいろいろ

鉛筆もいろいろ

10時の開始を前に、こどもたちが集まってきます。
靴も脱いで、靴下も脱いで、何が始まるのか興味津々の様子です。
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さあ、いよいよ始まりました!
なかっつの「でんでん虫みたいにゆーっくり」「うねうね」「ぐるぐる」「お友達の線とつないでみよう」という言葉にあわせて線を描いていきます。
最初はおずおずと線を引いていたこどもたちも、何だか段々楽しくなってきたのか、画用紙の上に乗り出し始めます。
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両腕をぐるんぐるん動かして大きな円を描く子。
手元でちょっとずつ線を引く子。
勢いのある線、几帳面な線。
みるみるうちに画用紙がいろんな線で埋められていきます。
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掌でこすりつける子も登場しました。
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お兄さんやお姉さんについてきた小さな子たちも、いつの間にか参加しています。
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気づけば手も足もまっくろ!
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次はなかっつのたたくトライアングルや木琴の音に合わせて線を描きます。
タンタン!タンタタン!
リズムに合わせて、鉛筆を打ち付ける音が響きます。
なかっつのリズム、こどもたちのリズムが一体となる不思議な感覚。
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お次は二人一組で、10メートルの画用紙の上にながーく線を引いていきます。
駆けぬける子、後ろ向きに進む子、すり足の子。両手づかい。
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こどもたちは、あっというまに減っていく鉛筆に驚いたようです。
線を描くかたわら、隣ではいつのまにか鉛筆削りワークショップが発生していました。
カッターで鉛筆を削ること自体初めてのこどもたち。
力の入れ方、角度の付け方、少しずつコツをつかんでいきます。
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最後にみんなで記念撮影。
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手前で転がっている兄弟は最後にポーズをとってくれました。
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体を動かすこと、線を引くこと、リズムを感じること、それ自体をこどもたちは思いっきり楽しんでいました。
その中から自然と模様らしきものが浮かび上がってきたり、それをつないでみたり。
すり足や後ろ向きなど、次々と新しい遊びを発明しては、みんなに広がっていきます。
こどもたちのエネルギーと想像力がぶつかって、会場は弾けんばかりでした。

次回は7月9日(土)に行われます。
今度はどんな表情を見せてくれるでしょう。
どんな意表を突いた発明をしてくれるでしょう。
こどもたちが作り出す「いのちの物語」が楽しみです。